経済的な2コーナ仕様の標準刃に加え、ワイパー刃も設定。優れた加工面粗さを実現します。
TPW/EPW形は、切れ味と刃先強度を両立した4コーナ仕様インサートを採用し、高精度、高能率加工を実現するフライスカッタシリーズです。切込み角(KAPR)は90 度で、直角肩加工だけでなく突起物や治具がある部位の平面加工にも威力を発揮します。インサートには、汎用の「MJ形」など4種類を設定し、幅広い被削材で安定した性能を実現します。ボディはボアタイプTPW形とシャンクタイプEPW形で工具径φ32~φ200mmをカバーし、さらに標準刃仕様と多刃仕様を設定しているので加工状況に合わせた最適な工具を選択できます。今回、このTPW/EPW形に鋳鉄の高速仕上げ加工用CBNインサートが追加されました。経済的な2コーナ仕様の標準刃に加え、ワイパー刃も設定し優れた加工面粗さを実現します。インサート材種には、中粒CBNを高密度に結合させた高含有CBN「BX480」を採用。高硬度、高靭性で熱伝導性にも優れることからVc=1,000m/min以上の高速加工にも対応します。今回の高速仕上げ加工用CBNインサートの拡充によって、TPW/EPW形カッタはより幅広い業種のお客様で高能率加工による加工時間の短縮や生産性向上に大きく貢献します。
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